留学の奨学金制度の探し方と、奨学金以外で留学費用を抑える3つの方法

f:id:abeshun:20180807130947j:plain 海外留学の奨学金は、190種類以上(2017年5月現在)あります。このように海外留学の奨学金がたくさんあることはあまり知られていないため、ご存じない方が多いのではないでしょうか。

更に、一言に奨学金と言っても、非常に多くの種類や制限があり、それぞれの制度によって全く異なることが多いです。

そのため、その中から「自分が使えそうな」奨学金制度を探すのは非常に大変です。

この記事では、

あなたが利用できそうな奨学金制度を探すために役に立つ情報と、

更に奨学金合格するためのコツをお伝えします。

最後に、奨学金以外でも留学費用を安く抑える方法がありますので、お伝えします。

これを読んでもらえれば、自分が申し込める奨学金やその合格のコツがわかり、また奨学金以外での留学費用の抑え方もしっかり把握することが出来ます。

 

1.留学の奨学金制度 4つの種類

190以上も種類があると言いましたが、

日本からの海外留学の奨学金制度は、運営団体によって、以下の4つに分けられます。

 

1-1.日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

日本学生支援機構が実施する奨学金です。

その中に、給付型、貸与型(無利子・有利子)があります。

 

1-2.地方自治体の奨学金

国内の地方自治体や国際交流協会等が、住民等、その自治体に関係のある人(その地域の学校に通う学生など)を対象に実施しています。

ほとんどが給付型ですが、一部、貸与型もあります。また、高校生の留学のための奨学金は多くの都道府県によ り実施されています。詳しくは各都道府県の教育・国際担当部局にお問い合わせください。

 

1-3.外国政府等の奨学金

外国政府など、がその国・地域の大学などに留学する日本人に対して実施しています。

すべてが給付型です。実は多くの国で実施されています。

 

1-4.民間団体の奨学金

民間の企業や団体が実施しています。

ほとんどが給付型ですが、一部、貸与型もあります。

 

2.定番のおすすめ奨学金制度

たくさんある奨学金制度ですが、誰もが検討するような定番の奨学金制度があります。

その代表的な制度が、日本学生支援機構(JASSO)、トビタテ!留学JAPAN、フルブライト奨学金の3つです。

 

2-1.日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(給付・貸与)

日本学生支援機構(JASSO)は、大学入学時に通常の奨学金として利用した方も多いのではないでしょうか。

JASSOは留学のための奨学金制度も運営していて、留学の奨学金制度では、国内最大級の規模です。

JASSO運営の制度は、6つ(給付が4種類、貸与が2種類)あります。

 

給付型の奨学金4種類

海外留学支援制度(学部学位取得型)(給付) 留学で "学部" の学位を取得する人の制度です。
海外留学支援制度(大学院学位取得型)(給付) 留学で "大学院" の学位を取得する人の制度です。
海外留学支援制度(協定派遣)(給付)
日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校(専攻科を含む。なお第2年次以下を対象とするものを除く。)又は専修学校(専門課程)が、諸外国の高等教育機関との学生交流に関する協定等に基づいて実施される派遣プログラムに参加する学生を対象とした奨学金です。

 

トビタテ!留学JAPAN(給付)

こちらについては、記事の中の次の章「2-2.トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(給付)」でくわしく解説しています。

 

貸与型の奨学金2種類

貸与型(返済しなければならない)は、2種類です。

 

「第二種奨学金(海外)」(有利子貸与型)
海外の大学および大学院の学位取得が前提の課程への留学を対象とした、貸与型(要返済)の奨学金です。
  「第二種奨学金(短期留学)」(有利子貸与型)
海外の短期大学、大学、大学院への短期留学を対象とした貸与型(要返済)の奨学金です。
(3か月以上1年以内)
ただし、交流協定等に基づく留学、留学先の修得単位が帰国後認定される留学及び大学院生の外国の大学院等で研究目的とする留学が対象です。日本の学校の正規課程在籍者が申込みできます。

 

2-2.トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(給付)

「グローバル人材育成コミュニティ」に参画する企業からの支援により、
産業界を中心に社会で求められている人材
世界で活躍できる人材
の育成を目的に、日本人学生等に対し奨学金等を支給するとともに、
留学の前後に行う研修や留学後の学生同士のネットワークの提供を行う制度です。私も就活時にトビタテOB/OGと会いましたが、運営側によってネットワークが作られてるおかげで、彼らは仲が良いようです。とくに、就活になったときにお互い助け合っているみたいですね。情報交換など。

 

2-3.フルブライト奨学金(給付)(アメリカのみ)

アメリカの大学院へ行く方(特にMBAが多い印象)がよく使っている奨学金として知られています。

奨学生に対してそれぞれの専門分野の研究を進めるための財政的援助を行うとともに、 何らかの形で日米の相互理解に貢献できるリーダーを養成することを目的としています。

日本政府・米政府の両政府が資金を出しています。

フルブライト奨学金にもいくつか種類があるので、詳しくは公式サイトの「概要」を御覧ください。

基本的には、アメリカの大学院に留学する制度ですが、

アメリカの大学で日本語講師をやりながら、現地の授業を受講できるというプログラムもあります。(食事・宿泊が提供される)

 

詳しくはフルブライト交流事業公式サイトを見る

 

3.奨学金制度検索システムがおすすめ

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これまでいくつかの奨学金制度を紹介してきましたが、

190以上も種類があるため、紹介しきれないものがとても多いです。

そこで、日本学生支援機構(JASSO)が提供している

海外留学奨学金検索サイト

をオススメします。これは、全ての奨学金制度のなかから、条件を指定して自分に合った制度を見つけることができるサイトです。

「国名」「課程(学位)」「専攻」などを指定することができます。

 

4.奨学金の選考で合格するために最も大切なポイント

奨学金制度に申し込んでも、不合格になってしまったら、留学の話自体もなくなってしまったり、大変ですよね。

奨学金の選考で合格するために最も大切なことは、

その制度の目的に合致するように

書類をつくったり面接で応答しましょう。

 

トビタテ留学JAPANを例に、なぜ大切なのかを考えてみましょう。

トビタテの目的は、

産業界を中心に社会で求められている人材”と、
世界で活躍できる人材”
の育成
です。

それにもかかわらず、志望理由が

クロアチア大学院哲学科修士号をとります!だから奨学金が欲しいです!」

だったらどうでしょうか?

私が面接官だったら、3つの点において低評価です。

1.クロアチア

クロアチアという国を差別するわけでは決してありませんが、世界の中心舞台であるアメリカやイギリス、中国・インドなどを差し置いて、なぜクロアチアなのか?というところが引っかかります。

"世界で活躍"できる人材にならなければなりませんから、ハイレベルな環境に行くべきです。

 

2.大学院

大学院に行けば、"産業界を中心に社会に求められる人材"になるでしょうか?

私はそうは思いません。また、トビタテは授業を受けるだけの留学を禁止しています。インターンなどの実践的な活動が必須です。

 

3.哲学

哲学についても、"産業界を中心に社会に求められる人材"というところで、もちろん悪くは無いですが、決して良くはないです。哲学という学問は非常に広範・抽象的な概念で、論理的な思考も必要になります。ですから、考える力はつくでしょうから、社会で活躍できないわけではありません。

しかし、だからといって、「活躍するために哲学」は明らかに回り道ですよね。であれば、IT技術を学ぶ学校に留学をして、世界を変えるWebサービスをつくったほうが「社会で活躍」に近づくでしょう。

 

何となく理解できたでしょうか?

奨学金というのは、制度によって目的が違いますから、それぞれに合わせた志望理由を伝えないといけません。逆に、それさえすれば、あとは成績や情熱・熱意くらいしか見るところがありません。

そのため、まずは奨学金の目的に、「まさに私のためにあるような奨学金だ!」と思える程に、留学したい理由を練ってみましょう。本音を素直に伝えることも大切ですが、それよりも、相手の聞きたいように良い意味で"編集"して伝えましょう。

 

5.奨学金以外で、費用を安く抑える3つの方法

以下のグラフは、語学学校の費用をざっくりと表現したものです。

画像

学費と生活費が多くを占め、あとは航空券の料金が大きいですね。

 

学費を安くする方法

奨学金以外で、学費を安くする最も良い手段は、「安い学校にいくこと」です。

当然だろう、とお思いかもしれませんが、語学学校の費用は、

実はピンキリで10万/月~30万/月まであり、大きく違ってきます。

学校選びに費用のチェックは欠かせません。

 

また、もう1つ学費を安くする方法として、「長期でいくこと」がおすすめです。

なぜなら、長期でいくと学費を安くしてくれる語学学校があるからです。「長期」とは、大体5ヶ月以上を指します。検討してみてはいかがでしょうか。

 

生活費を安くする方法

生活費を安くするには、住居費を考え直すのが最も良い方法です。

本当にホームステイにすべきか、

学生寮ではダメか、などをしっかり考えてみてはいかがでしょうか。

 

航空費を安くする方法

航空費を安くする方法は2つです。

まず、「時期をピークからずらすこと」です。例えば、「夏休み」や「冬休み」など長期休暇期間は、やはり航空費は高いです。

2倍ほど変わってくることもあるので、検討しましょう。

 

次に、「LCCを使うこと」です。コチラに関しては、料金が3倍ほど変わることも多いので、ぜひ検討しましょう。

サービスが悪いと考えられがちですが、そんなことはありません。あまり良いサービスを期待しても、、、という感じではありますが、決して悪くはないです。(もちろん、会社にもよります。)

 

おわりに

申し込んでみようと思えた奨学金制度は見つかったでしょうか。

また、

留学費用を安く抑える方法は理解頂けたでしょうか。

この記事を読むことで、あなたの留学費用が少しでも安くなり、留学への不安が小さくなったなら幸いです。

 

それでは最後に、この記事でご紹介した内容をまとめておきます。

 

1.留学の奨学金制度は4つの種類

日本学生支援機構(JASSO)

地方自治

・外国政府等

・民間団体

 

2.定番のおすすめ奨学金制度

日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(給付・貸与)

・給付型4種類と貸与型2種類がある

■トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(給付)

フルブライト奨学金(給付)(アメリカのみ)

 

3.奨学金制度検索システム:海外留学奨学金検索サイト

4.奨学金の選考で合格するために最も大切なポイント:制度の目的を理解すること

5.奨学金以外で、費用をもっと安く抑える方法とは:学費、航空費が安く抑えやすいので一考すべき

 

以上です。

留学は、知られていないながらも意外と安くする方法はあるものです。ぜひ、なるべく安くできるように計画的に留学に挑戦してください。